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小産業活性化センタープロジェクト

小産業活性化センター

 インドネシアをはじめとするアジア地域では、慢性的な仕事不足が大きな問題となっています。環境の問題も貧困の問題と密接に結びついて生じていると考えられますが、貧困の問題を根本的に解決するためには、多くの人々が参加できるような民衆の産業をつくりだしていくしかないのではないでしょうか。

 中部ジャワのスラカルタ市(通称ソロ市)は人口50万人あまりの中小都市ですが、仕事不足の問題は深刻で、25才以下の若年層の失業率は近年の経済危機以前でも15%に達しており、経済危機によってさらにその二倍ほどにも増大したといわれています。

 APEXでは、1991年から、ソロ市のNGO、YPKM(Yayasan Pendidikan Kesejahteraan Masyarakat、社会教育福祉財団)と協力して、職業訓練のプロジェクトを始めました。YPKMでは、それ以前から低所得層の青年向けの職業訓練を行っていましたが、訓練所の設備や訓練内容はごく限られたものでした。APEXは、その訓練所に旋盤*をはじめとする工作機械を段階的に導入し、日本の機械工作の専門家の方々に定期的に現地を訪問していただき、訓練所の設備的・技術的向上をはかりました。7年間におよぶ協力のかいあって、YPKMの訓練所は、機械工作、溶接、自動車修理の三部門がそろった訓練所として発展し、毎年正規の研修生30名、短期研修生40名程度を受け容れています。正規研修生の多くは、研修終了後、就業・起業に成功しています。

 1997年からは、この事業は小規模産業活性化センターの事業へと発展しました。これは、従来の職業訓練と合わせて、研修修了生や近隣の住民たちに、起業や収入向上のための小規模の融資を行うものです。返済金と利子を新たな貸し付けに回すとともに、追加的な出資を加えていくことにより、しだいに規模を拡大しています。

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旋盤
 工作物を主軸に固定して回転させ、往復台上にある刃物を前後左右に動かし、工作物を切削する工作機械。

協力先NGO